「モンスター社員」を引き当てない為に人事が注意しておきたいこと

仕事に対する姿勢や態度、言動が極端に常識を外れている社員を「モンスター社員」と呼ぶ。

モンスター社員は、常識ではあり得ない主張をしたり批判を繰り返して職場の人に迷惑をかけ、業務のスムーズな進行を妨げるので煙たがられがちだ。

基本的に自己中心的な考えを持っている為、誰も考えもつかないような難癖を付けて自己主張してくるなど、会社に1人でもモンスター社員が居ると厄介なことになるのだ。
会社の対応次第では、モンスター社員が訴えて裁判沙汰になるケースもよく聞く。

また、高圧的なモンスター社員も居る反面、普段は弱者らしく振る舞いつつも非常識な主張をしてくるモンスター社員も居る(←僕はこのタイプによく当たる)。

つまり採用活動において、この「モンスター社員」の見極めは結構重要項目だということだ!

今回はモンスター社員を引き当てない為に人事ができることや注意点を紹介する。

モンスター社員に共通している心理とは?

モンスターの心理
モンスター社員を見ていると、「どうしてこんな言動を取るのだろう?」と理解に苦しむ。モンスター社員と一口にいっても、タイプは様々だが、それぞれ問題となる言動にフォーカスして、その背景を理解することは、モンスター社員対策として有益だろう。モンスター社員が起こす色々な問題行動の根本にある心理はある程度共通している。

・歪んだ自己愛
・プライドの高さ
・自信の無さ
・コンプレックス
・嫉妬
・不満、怒り
・傷つきやすさ
・依存的

引用:「自分はこんな所で働く人間じゃない」 “モンスター社員”に共通する“哀しい生態”とは

これらの心理状態から「モンスター社員」が生まれるということ。

また、モンスター社員は以下のタイプに分けられるので見ていこう。
・「パワハラ型」・・・職場での立場を利用し、部下を攻撃するタイプ
・「家族介入型」・・・社員の家族が介入し、会社に文句を言うタイプ
・「安定型」・・・情緒不安定なので周囲とのコミュニケーション力が欠けるタイプ
・「被害妄想型」・・・何事にも消極的な考えなので業務に支障が出やすいタイプ
・「反抗型」・・・注意されても反抗的に対応してくるタイプ
・「自信過剰型」・・・自分が正しいと思い込み、意見を押し付けるタイプ

このように、モンスター社員にも様々なタイプがありますが、総じて『自覚がない』という所が一番厄介なのである。
奴らは自分がモンスター的な言動や行動をしている自覚がないので、周囲を陥れようという悪意はないのだが、本人は「間違ったことをしていない」という自己中心的な思考で生きているのだ。

モンスター社員を採用しない為のポイント

採用費用をかけてせっかく新入社員を迎えたのに、モンスター社員が混ざっていたために社内でトラブルを起こされ続けてはひとたまりもない…。
そこで、モンスター社員を採用しない為のポイントを紹介する。

転職を繰り返している人、早期退職者には要注意

短期間で何度も転職している人には要注意だ。
例えばほとんど3カ月以内に退職していたり、年に数回転職していたり。

仕事や職場のミスマッチ、環境適応力不足、本人の都合など、理由は様々あるかと思う、しかし早期退職を繰り返している人はモンスター社員である可能性が高いので、履歴書や職務経歴書を入念にチェックして欲しい。

他にも人事担当者が「あれ?」と違和感を感じる事があれば、それはモンスター社員予備軍かもしれないので注意しておこう。

モンスター社員の傾向を分析

僕の経験上だいたい1社に1.5人はモンスター社員が生存している。(笑)

そして下記は「モンスター社員」の一例だ。こういう傾向のある社員には特に取り扱いに注意して欲しい。

・仕事上の注意をしたら、翌日会社に来ない
・無断欠勤もしはじめる
・5分や10分の遅刻くらい当たり前だと思っている
・ボイスレコーダーを当たり前に携帯している
・職場に借金返済電話がかかってくる
・会社に前借りを要求してくる
・自己都合退職だったはずが会社都合退職だと噛みつく
・社用の備品をよく無くす、勝手に持って帰る

また、モンスター社員診断サイトというものも見つけたので、採用活動中「怪しいな?」と思ったら採用前に一度ここチェックしてみると何か発見があるかもしれない。

『モンスター社員診断』

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