みなさんにはどんな趣味がありますか?
恐らく誰もが一度は「趣味が仕事になったらいいな」なんて考えたことがあるかと思います。
僕も中学時代は漫画にはまっていたので、自由研究の際に漫画を作成したことがありました。
…でもまぁ現実は厳しくごく普通の中学生がどう足掻いてもキン肉マンみたいな面白いファンタジーが浮かんでくる訳がないのです。
僕はその時に「あ、趣味は趣味だな」って早い段階で諦めてしまいました。
ですが、世の中には趣味を仕事にして暮らしている人がたくさんいます。
好きなことが仕事になり、食べていけるならそれはもう充実した生活が望めそうですよね。
でも趣味を仕事にしてしまう事で起こりうるデメリットもあるのです。
今回は趣味を仕事にする上で生じるメリットやデメリットをまとめました。
貴方の仕事を決める上でのきっかけになったり、参考にして頂ければ幸いです。
目次
趣味を仕事にして食べていくメリット
仕事に対して大きなやりがいを感じられる
“自分の好きな分野”を仕事にしている人は、やはり仕事に対する満足感が違います。
自分の好きな、あるいは得意な分野で思った通りの成果が出た時、大きなやりがいを感じることができますよね。忙しくても大変でも、やりがいのある充実した日々を過ごすことができるでしょう。
また、起業者を対象としたアンケート調査では自分の趣味を軸として起業した人は仕事に対して大きなやりがいを感じている割合が高いという結果もあります。
熱中できるのでスキルアップしやすい
興味のないことや、人に命令されて渋々勉強するのは精神的に苦痛です。
でも、好きな分野で仕事をしている人は自ら進んで楽しみながら勉強できるものです。
そうやって自然とスキルアップしていけるので仕事の幅も広がっていくでしょう。
日々スキルアップしていく自分に誇りを感じ、自信にも繋がりますね。
モチベーションが維持しやすい
好きなことが仕事になる訳ですから、日々高いモチベーションを保ちながら仕事に取り組むことができます。
例えば仕事でトラブルが起きても壁にぶち当たっても乗り越えられるはずです。
また忙しくても大変でも、ストレスを感じにくいでしょう。
このようにモチベーションを保つということは、仕事をする上でとても重要な事柄になります。
趣味を仕事にして食べていくデメリット
趣味として純粋に楽しめず“嫌い”になる可能性がある
これまで趣味として純粋に楽しんでいたことでも、それが仕事となれば嫌でも責任が生じてしまうもの。
期日に追われる日々や思うようにいかないことが続き、次第につらい気持ちが強くなれば好きなことでも純粋な気持ちで楽むことができずに拒否反応がでしまう可能性も考えられます。
収入が減る可能性もある
好きな気持ちがどれだけ強い趣味であっても、高い技術や豊富な知識、経験を持ち取引先や顧客を満足させられなけば、お金を稼ぐことは難しいのが現実です。
趣味を優先しそれを仕事にしたいと転職した場合、以前より給与が低いこともあり得ます。
その場合、独立開業という道もありますが軌道に乗せるには努力は惜しめません。
逆に、苦手な分野であっても収入面で大きな成果が見られると少しずつでもやりがいを感じてくることもありますから、“好きな気持ち”だけで突っ走るのではなく十分に自己分析をすることでこうしたミスマッチを防げるでしょう。
ちなみに、趣味が多様でコロコロと変わる人は途中で投げ出してしまう可能性があるので趣味を仕事にするのは危険かもしれませんね。
理想と現実とのギャップが大きい可能性もある
趣味を仕事にした場合、好きなこと故にこだわりが生じ完璧さを求めてしまいます。
ビジネスにおいては、得られる収益と提供するサービスや品質のバランスを考慮するという事を意識しなければ仕事として成り立たなくなってしまいますから、損益分岐点売上高を割り込むような現象がおこりやすいです。
仕事としても趣味としても楽しめなくり、結果的に「やめればよかった」と後悔する可能性もあります。
副業という道で趣味と仕事を両立させても良い
本日は趣味を仕事にする上で生じるメリットやデメリットについて話してきました。
好きなことが仕事になればやりがいや満足感を得られる一方で、好き故に理想と現実のギャップに耐えられず後々後悔してしまう可能性があるのも事実です。
その為、いきなり趣味を仕事にするのではなく趣味は趣味、仕事は仕事と割り切って「気分転換に~」くらいのスタンスで行うことをお勧めします。
例えば副業からスタートさせるなど、自分のライフワークバランスを無理なく保てる範囲からゆっくり始めていければ、向いているのか否かの判断がしやすくノーリスクで始められるかと思います。