転職エージェントはノルマが厳しくて必死?良い転職先と出会うために見極めること。

あっという間に年が明けて、2021年。
昨年から始めたこのブログ、一番初めの自己紹介の記事で転職エージェントの話をすると言って、全然していないことに気が付いた。

前回は、転職エージェントの裏事情について話したので、今回は、皆さんが結構気になっているであろう、“転職エージェントとノルマ”についてや、転職サイトと何が違うのか、メリットやデメリットについて触れていきたいと思う。

いまや転職が当たり前と言われる時代。転職に失敗したくないと思っている人も多いと思うので、参考になれば幸いである。

転職サイトと転職エージェントの違いは?

まず、転職サイトと転職エージェントは何がどう違うのか、説明していきたい。

転職サイト

WEBサイトを通じて求人情報を自由に検索・閲覧することができ、サイトを通じて手軽に応募することができる。
職種・業種別の履歴書や職務経歴書の書き方や面接のコツなどのコラムが充実しており、参考にしている人も多いのではないだろうか。

転職エージェント

対人型のサービス。一般的に、エージェントサービスを登録した会社に出向いて転職エージェントと面談をすることから始まる。そこで伝えた自身の経歴や希望をもとに、求人を紹介してもらう。
コロナ禍は電話やリモートでの面談に切り替わったところも多かったようだ。

転職サイトも転職エージェントも、特定の職種や業種に特化している企業もあるので、自分のニーズに合わせて利用することが可能である。
また、自分がエージェントをやっていた時は、両方登録をしている人も多かったように感じる。

本当に転職エージェントはノルマ達成の為に動いているのか?!

転職エージェントといえば、「ノルマを達成する為に」連絡がしつこかったり、希望ではない条件で会社を紹介されたり…と、少なからずネガティブなイメージを持たれていることも事実である。

転職エージェントも一企業なのだから、もちろんノルマはあるもの。しかも成功報酬型のビジネスモデルなので、必死になるのも仕方のない事である。
ただ、ノルマの厳しさでサービスの質が変わるかと言われると、“普通は”そんなことはない。
むしろ、ノルマに左右されて求職者への対応が違うとか、適当な対応をしてしまうと、SNSが活発な現在、すぐに表沙汰になってしまうし、エージェントにとっても良い事は何もない。

転職エージェントは、ノルマがあるからこそ積極的に求人を探してくれたり、転職を成功させるための手厚いサポートがあったりするのである。
求職者は、そこを利用するつもりで転職エージェントを使う事ができると、より納得のいく転職が叶う可能性が高くなる。

ノルマ達成の為に何が何でも転職させたい!と必死になってしまい、求職者の気持ちを無視してしまう人も、中には存在するかもしれない。
万が一、このエージェントは自分に合わないと思ったら、迷わず別の会社に変える等することをお勧めする。
注意すべきポイントは、既に記事にまとめてあるので、参考にして頂きたい。
転職エージェントアドバイザーの裏事情!注意すべきポイントはここ。

転職エージェントを利用するメリット

メリット①自分に合った転職先を提案してくれる

転職エージェントの一番のメリットは、非公開求人があること。
非公開求人は、公開すると応募が殺到してしまうような好条件の求人であるケースが多い。
求職者との面談で希望の条件や経歴を聞いた後に、非公開求人を含む求人の中から条件に合うものを提案するので、転職サイトで応募するよりも、より好条件の求人に応募できる可能性がある。

メリット②応募書類の添削・面接対策を行ってくれる

転職の際に結構苦労する履歴書や職務経歴書。転職エージェントは、これらの添削も行う。
応募書類というものは、もちろん自分ひとりで作れるものではあるが、プロの目から見ると見せ方が下手だったり、内容が不足していたりする。
転職エージェントは、面談を通して求職者の人柄や経歴を把握し、魅力が伝わる応募書類を作る手伝いをしてくれるのだ。

更に、応募先企業に合った面接対策も行う事ができる。企業がどのような人材を求めているか等の情報を教えてくれたり、模擬面接をしてフィードバックをもらうこともできる。
転職サイトには無い大きなメリットである。

メリット③企業への応募や連絡を代行してくれる

転職エージェントは、求職者に代わって企業への応募や面接の日程調整など、採用担当者とのやり取り等を行う。
転職をする人の中には、働きながら転職活動をしたり、複数社に応募して同時並行で進める人も多いだろうから、これらのやり取りを代行してもらえるのは、気持ち的にも楽になるのではないだろうか。

転職エージェントを利用するデメリット

デメリット①転職活動を自分のペースで進めづらくなる

例えば、転職を急いでいないからゆっくり活動を進めようと思っていても、頻繁に連絡が来たり提案をされたりする可能性も十分にありえる。
転職エージェント側も、ノルマの達成や、求職者により良い求人を案内したい一心から、頻繁に連絡を行うので、自分のペースで転職活動をしたいという人は、少々うるさく感じてしまうかもしれない。

デメリット②エージェントとの相性で転職活動の質が変わる

人対人の世界なので、エージェントとの相性というのも避けられない問題である。
単純に性格が合わないとか、経験が浅い人に当たってしまう可能性もある。
この場合、エージェントの変更をお願いできたりするので、自分に合う人を選ぶ判断も大事である。

デメリット③希望の求人に応募できない可能性がある

転職サイトは、興味を持った求人に簡単に応募することができるが、転職エージェントの場合は、この求人に応募できる人材かを応募前にエージェント側で審査される。
その結果、これまでの経験やスキルなどが応募先企業の求める基準に満たない場合、そもそも応募することすら出来ないという訳である。

転職エージェントはノルマが厳しくて必死なのか?まとめ

転職エージェントはノルマ達成の為に、求職者を内定まで導くことに必死に取り組んでいる。
だからこそ、転職サイトとは違い、履歴書の添削や面接のサポート体制が充実している。
面談や添削、面接のアドバイスなどから、自分では気づけなかった強みや欠点を知ることができるかもしれない。これは転職活動において大きなメリットだと、僕は考えている。
ここを意識して、転職エージェントを利用する際は、自分がエージェントを利用して転職を成功させるという心持ちで行くことをお勧めしたい。

エージェントの上手な活用法については、これだけは譲れない条件を伝えることと、ダメな事・NGな事ははっきり伝えること。
意思表示をはっきりしないと、エージェントが誘うがまま転職活動が進んでしまい、結果、転職が失敗に終わる可能性もある。

自分に合ったエージェントを選ぶのも、転職成功の第一歩なのである。

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